にこりーしゃ

気が向いた事を気が向いた時に

【SV_S17最終561位】もう何も怖くない【レート1924】

 

はじめに

ペンギン村からおはこんばんちは、リーシャです。

ランクバトルS17シングルにて、自己最高位の561位を取れましたので構築記事を書きました。

とはいえ、レギュFが今回で最後であり、また構築がS16とほとんど同じなため、簡単な紹介程度となります。

お世話になった方々に「うちの子たちが今月も頑張ってくれたよー」と報告したいのがあえて記事をかく理由です。

 

構築経緯

コンセプトなど詳細は下記リンクの前回の記事をご参照ください。初めての最終3桁に浮かれて長々と書いています。

【SV_S16最終959位】そして僕に出来る事【レート1946】

強いポケモンを使い、その上で定数ダメージを絡めるなどしていろんな構築と戦えるようにしました。

・素早さ論争を無視する鉢巻神速カイリュー

・フェアリーを受けつつ遅い相手には宿り木アンコで嵌めるHD炎ポン

・毒に抗い毒を仕掛けつつ耐性優秀なHBドヒドイデ

・通りの良い悪技と対面操作で攻めサイクルを担うスカーフ悪ラオス

・火力の無い相手にはとことん強い身代り瞑想ラティオス

・対面性能が極めて高いチョッキ暁ガチグマ

見ため的にも可愛い格好いいポケモンを並べることが出来ました。ただしガチグマを除く。

 

個体紹介

カイリュー

マルチスケイル/拘り鉢巻/ノーマルテラス

神速/けたぐり/アイススピナー/地震

175(68)-204(252+)-126(84)-x-121(4)-113(100)

H:16n-1、環境に物理が多いためBに寄せた

S:4振り霊獣ランド抜き

シーズン1から連れ添っている私の相棒。覇権を推しにしたのではなく推しが覇権を取ったのだ。

神速は全てを解決する。逆鱗が欲しい場面はあったけど、他の技で抜群を取れておいしい場面は多かった。

 

炎オーガポン

型破り(面影宿し)/竈の面/炎テラス

棍棒/宿り木の種/光合成/アンコール

185(236)-140-104-x-141(196)-154(76)

HD:前期記事でH252振りで良い事に気付いたが振り直すのを忘れた

S:準速100族抜き

攻撃に振ってないのにテラスでAが爆伸びするのが偉い。

ハバカミや展開の遅い相手にめっぽう強い。反面、物理アタッカーは苦手なので相手を選んだ。

 

ドヒドイデ

再生力/ゴツゴツメット/フェアリーテラス

毒づき/毒毒/自己再生/黒い霧

157(252)-83(0)-222(236+)-x-165(20)-36(0-※最遅)

D:C252ハバカミのシャドーボールの被ダメージがズレる最初のライン

言わずと知れた物理受け。構築単位で重い氷/格闘/フェアリーを受けてくれてとても助かった。

攻撃技は、アクアブレイクにしたところで毒や鋼には勝てないので身代りオーガポン(ほぼ炎水)に刺さる毒づきに変えていた。

 

ラティオス

浮遊/食べ残し/鋼テラス

ラスターパージ/波導弾/瞑想/身代り

177(172)-85(0-※個体値A1)-119(148)-156(44)-131(4)-162(140)

S:最速95族(グライオン)抜き

C:瞑想1詰みラスターパージでH252D4ハバカミが確2、波導弾でH252D4暁ガチグマが確2のライン

受け寄りの構築には滅法強い。

ただママンボウ等の開拓が進んだのか、攻め駒いっぱい+ママンボウやドオーの様なラティを出すべきか迷う構築が増えたように感じ、不利な選出をしてしまうと勝率が伸び悩んだのが今期の反省点。それでもレギュF解禁勢では一番のお気に入りポケモン

 

悪ウーラオス

不可視の拳/拘りスカーフ/悪テラス

暗黒強打/インファイト/不意打ち/蜻蛉返り

175(0)-200(252+)-126(44)-x-80-144(212)

HB:意地カイリューのテラス神速を確定2耐え

S:準速スカーフ霊獣ランド抜き

水じゃない方。

パオジアンを上から叩いていっぱい倒してくれたのがつよくてかっこよかった。

 

暁ガチグマ

心眼/突撃チョッキ/フェアリーテラス

ブラッドムーン/大地の力/真空波/ムーンフォース

219(244)-x-147(52)-198(196+)-86(4)-74(12)

C:11n

HB:意地ラオスインファイトを確定耐え

S:4振り暁ガチグマ抜き

とにかく出し負けないガチグマ。

竜悪闘のダメージを抑えそのまま大ダメージを与えるフェアリーテラスが強かった。

 

選出パターン

自分の展開を押し付けるのではなく相手に合わせて戦う構築なので基本選出はありません。詳しくは前期記事。

 

終わりに

始めて最終3桁を取った時に「もう無理かも」と思ってから一か月、、、早かったねぇ。

本当に無理だと思っていたので、今期はレギュFの思い出づくりで特に目標を設けず勝っても負けてもこの6匹でいこうと最初から最後までこの構築だけで駆け抜けました。

 

その結果、自己最高位を更新できましたが、記録よりも私が信じた子たちがちゃんと強かったことを示せた事の方が嬉しいです。

記録の嬉しさで言うなら、万年5桁だった私が初めて4桁を取れた時、3桁を取れた時の方が正直なところ勝ります。ずっとその壁を越えたかったんだもの。

 

3桁のラインを目指すプレイヤーさんは少なくないかと思います。

私には対戦のアドバイスはできませんが、皆さんが信じられる相棒ポケモンを見つけて目標を越えられる日が来ることを願っています。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

うちの子たちが今月も頑張ってくれたよー

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【SV_S16最終959位】そして僕に出来る事【レート1946】

 

はじめに

はじめましての方ははじめまして、お久しぶりの方はお久しぶりです、そうでもない方はどちらでもない。

リーシャと申します。SVから対戦を始めた社会人ポケ勢で、今回S16にて初めて最終3桁を取れましたので構築記事を書くことにしました。

 

私の場合、楽しく対戦できていますが、仕事やその他日常などポケモン以外にリソースを割くものがあるため、やり込めている方に比べると対戦数や経験がどうしても劣ってしまいます。

その中で成績を伸ばすために私なりに考えたこと、取り組んだことも書こうと思いますので、同じ様な立ち位置の方の参考になれば幸いです。頑張ろう社会人ポケ勢。

 

コンセプト

強いポケモンでちょっと違う事をする

以前はマリルリジバコイルなど、ややマイナーでも環境に刺さりそうなポケモンを使っていましたが、どうしても力負けする場面が多かったため、パワーのあるポケモンを揃えるようにしました。

その一方で、メジャーな構築・型を使っていると、多くの対戦相手よりポケモンを知らないため一方的にこちらのやる事が読まれている様な事が多くありました。

これらの事から、強いポケモンで、相手の読みを外す事が狙える構築を組むことにしました。

定数ダメージを絡める

本当は、対面つよつよ超火力なポケモンを並べて力押ししたいのですが、それだけでは受け寄りの構築を崩せなかった為、相手の耐久力に依存しない定数ダメージを与えるポケモンを混ぜました。

 

構築経緯

・以前より長くお供にしている鉢巻神速カイリューからスタート。

・神速が効かないハバカミに対する引き先として回復できるHD炎ポン、神速でワンパン出来ないラオス等に対する物理受けとしてドヒドイデを採用。受けを担うこの2体に、宿り木と毒の定数ダメージを任せる。

・受け枠の炎ポンかドヒドのどちらかは選出する事が多くなるが、2体ともランドや暁ガチグマ、カイリューに弱いため、それらに強い鋼テラスラティオスを採用。受け構築やママンボウ絡みにも強く出れる身代り瞑想型にした。

・S15にて上記4体と似た並びにスカーフ悪ウーラオスを組ませてレート2000を達成した構築があり、この型を拝借してみたところ使用感が良かったため採用。

・この5体+色々αでしばらく回して、単体パワーを維持しつつ少しずれた所から攻めれているとは思われたが、有利不利がはっきりしているため選出択になりがちで取りこぼしが減らなかった。この内容を上位プレイヤー兼配信者であるシグマさんのDiscordサーバーにて相談し、提案頂いたチョッキガチグマを試用してみたところ、単体性能のみでなく他のポケモンとの相性も良かったためラスト1枠として採用して構築が完成した。ありがとうシグマさん。

 

個体紹介

カイリュー

マルチスケイル/拘り鉢巻/ノーマルテラス

神速/けたぐり/アイススピナー/地震

175(68)-204(252+)-126(84)-x-121(4)-113(100)

H:16n-1、環境に物理が多いためBに寄せた

S:4振り霊獣ランド抜き

古き良き鉢巻神速。繰り出してすぐに火力を出せるのが良い。

神速自体は依然として読まれやすいが、他の型が増えすぎたのかノマテラ鉢巻の火力までは読まれにくく、神速が通れば初手の一発で流れを取れることもあった。

飛行テラバでは無いことと逆鱗が無いことが珍しいが、ラティなど他のポケモンにテラスを切る事も多く、裏から呼びやすいハバカミへの隙を少なくしたかったのが理由。

その他に細かいが、選出画面でドヒドの隣に並べることで羽耐久型に見えることを期待したりしていた。

 

炎オーガポン

型破り(面影宿し)/竈の面/炎テラス

棍棒/宿り木の種/光合成/アンコール

185(236)-140-104-x-141(196)-154(76)

HD:ハバカミのシャドボの被ダメがズレるためDへ寄せていたが、微差のためH252で良い

S:準速100族抜き 最速ブリジュラス及び最速ブリジュラス抜き勢を意識

嫌がらせ枠。

カイリューと悪ラオスがハバカミのムンフォを強く誘うため、それに対する引き先。

またブリジュラスへ持久力を発動させずに体力を削れる宿り木の種が偉く、眼鏡流星群も確定で耐えるため相手の特性を問わず出しやすかった。電磁波はやめてほしい。

宿り木で裏のポケモンを回復する事も可能なため、受け構築には積極的に出してTODにも対応できる様にしていた。

 

ドヒドイデ

再生力/ゴツゴツメット/フェアリーテラス

アクアブレイク/毒毒/自己再生/黒い霧

157(252)-83(0)-223(244+)-73(0)-164(12)-36(0-※最遅)

S:捕まえた個体がたまたまS1だったため最遅にしてみたが得も損もしていない

この構築唯一のテンプレ構成。

毒びし展開をしたいのではなく物理へ受け出すのが基本であるため、目の前の相手を削る毒毒+ゴツメ。

見た目通りの運用なのであまり語る事がない。

 

ラティオス

浮遊/食べ残し/鋼テラス

ラスターパージ/波導弾/瞑想/身代り

177(172)-85(0-※個体値A1)-123(180)-160(76)-131(4)-154(76)

HB:テラス時に一致イカサマを身代わりが75%耐え、カイリューの鉢巻飛行テラバを等倍で15/16耐え(鋼テラスなら残飯込みで確定耐え)

S:準速100族抜き 最速ブリジュラス、キラフロル及び最速ブリジュラス抜き勢を意識

C:余り

浮いてる鋼は強い。

ドヒドが初手にランドやガチグマを誘うため、初手に出して有利対面に出来れば積極的にテラスを切り、瞑想や身代りから展開する事が多かった。

一般には先発から入る型ではないため型を読まれにくく、交代や蜻蛉返りをした相手に瞑想を積んだり身代りを残した状態を作れれば、裏からのハバカミ等にも打ち合えたりした。パオが天敵なため常に出せる訳ではないが、選出した際の勝率はNo.1。

物理とも打ち合えるようHBに厚くしていたが、弊害としてCSが大人しいお兄ちゃんになってしまい、特にSが低いせいでオーガポンのアンコールで縛られてしまうのは難点。勝率自体は良かったため大きな変更を加えるのは躊躇われたが、調整は常にふらふらしていた。

 

悪ウーラオス

不可視の拳/拘りスカーフ/悪テラス

暗黒強打/インファイト/冷凍パンチ/蜻蛉返り

175/200(252+)-126(44)-x-80-144(212)

HB:意地カイリューのテラス神速を確定2耐え

S:準速スカーフ霊獣ランド抜き

対面操作のできる初手要員。

水の方も使ってみたが、パングロが無いとゴツメ勢が嫌すぎたのと、ドヒドガチグマと併せてラティ兄妹に勝てなかったため悪の方が構築に合っていた。

水に比べてスカーフのイメージが薄いのか、あまり読まれずパオイーユイやブエナで無いハバカミを上から攻撃して有利を取れていた(初手カミ対面はHB振りをケアしてテラスを切っていた。襷には遭遇しなかった)。

特にパオに対してテラス択含めて不利になりにくいのは偉く、ラティオスとの相性補完が良かった。

 

暁ガチグマ

心眼/突撃チョッキ/フェアリーテラス

ブラッドムーン/大地の力/真空波/ムーンフォース

219(244)-x-147(52)-198(196+)-86(4)-74(12)

C:11n 参考:H252D4カイリューに抜群ムンフォ(マルスケ半減)→ブラッドムーンで95%~112%

HB:意地ラオスインファイトを確定耐え

S:4振り暁ガチグマ抜き

この構築に欠けている「汎用性」を埋める補完枠。

ガチグマミラーはあまり想定していない(カイリューやラティで対処する)ため、Sの張り合いは最低限にして耐久と火力に振った。

単体パワーが高いのは勿論、電磁波無効、ゴースト無効といった耐性がドヒドや炎ポン、鋼ラティと相性が良く、このポケモンを採用してからレートが伸びた。

テラスは、ノーマルだとラオスに隙を見せ、毒だと構築として地面が重くなるため、パオウーラに強く返せるフェアリーとした。最大火力を出したいならノーマルが良いが、この構築ではとにかく弱みを見せない事を求めたためこれで良かったと思う。

ガチグマを受けに来る羽カイリューとは多く対面したが、通常はハイパーボイスの所ムーンフォースを飛ばすため逆に対応を迫る事ができた。

 

選出パターン

基本選出3匹の様なパターンは無いが、先発に関してはある程度決めていた。

・パオ入りスタン?→悪ラオス+(炎ポンorドヒド)+@1

・ガチブリランドが初手に来そう?→ラティ+(炎ポンorドヒド)+@1

・神速で押し通せそう?→カイリュー+(炎ポンorドヒド)+@1

ママンボウ?→ラティ+悪ラオス+@1

・受けループ?→ラティ+炎ポン+(ドヒドorその他)

・何出せば良いか迷った?→ガチグマ+@2

 

重い相手

いずれも対策必須級であるため、今後も使い続けるなら回答を用意する必要がある。

今回は運よくレート上げを阻害するほどには当たらなかった。

・パンチグローブ剣舞水テラス水ラオス

ドヒドでも受からないしゴツメで削れない。

・ガチカイ炎ポンパオカミウーラ構築

良い選出を想定できなかった。暫定で先発ガチグマ+炎ポン+カイリューとしていたが、炎ポンがハバカミにしか勝てないため選出択になりがち。

 

終わりに/このシーズンでやったこと

※以下、ポケモンをやり込める人、もっと上を目指す人には当てはまらないかもしれません。

冒頭に書いた通り、ポケモン以外の事もしていたため、S16の対戦数もそこまで多くありません(150戦でも結構頑張った。これを多いと感じる方は「忙しい人」に含まれそう)。なので、隙間時間に記事を読んだり配信を見たりして経験外のところで情報を仕入れていました。

例えば、月の中盤にレートを落とした時は電磁波が多い気がなんとなくしていましたが、同時期にDiscordサーバーでも電磁波増えたとの話題があったので確度をもって対策枠にもなるガチグマを起用する一因にもなったりしました。

 

またサブロムについて、用意しようか考えましたが、2ロム回している時間が無いこと、保険に入る前に構築やプレイングを鍛える段階であると考えたことから結局1ロム特攻をしていました。

ただ調整や構築を試す場所は欲しかったので、試験環境としてのサブロムはあった方が良いかもしれません。時間や財布と相談しよう。

私の場合は代わりに仲間大会へ参加して行っていました。負けても後腐れしないのは良い。

 

この先、ポケモンは続けるつもりですが次に3桁戦線に絡めるのがいつになるか分かりません。

なので、千載一遇ともいえるこのシーズンをものに出来て本当に良かったです。

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スペシャルサンクス

・シグマさん並びにメンバーシップ「シグナルビーム!」https://www.youtube.com/@shigumapk

いつもお世話になっています。特に今回は順位を伸ばす決め手となったガチグマを提案して頂きました。

今までネタ投稿しか出来ていませんでしたが、ようやく一つの成績を報告する事が出来ました。これからもネタ投稿を頑張ります。

 

・ポケ勢の身内Discordサーバー

SVを通じて知り合ったプレイヤーさんに紹介して頂いてお邪魔し、そこでスカーフ悪ラオスに出会いました。

ボイチャや配信も活発なので勉強になってます。

 

・その他お知り合いの身内Discordサーバー

元から良くして頂いていたツイッターのフォロワーに招待してもらったサーバー。

私以外みんな非ポケ勢ですが、周りが原神のイベント消化している横でランクマ配信したりしていました。カオス。

 

・バトメモさんhttps://pamo3.com/

一戦ごとに記録して何度も見返していました。

・ダメージ計算ツール byポケソルさんhttps://sv.pokesol.com/calc

調整の検討や対戦中に何度もお世話になりました。

ポケモン対戦考察wikiさんhttps://latest.pokewiki.net/

よく分からないポケモンに遭遇した時はすぐに調べていました。

【SV_S13最終1851位】今さら鉢巻神速【レート1832】

 

はじめに

始めまして、リーシャと申します。

シーズン13ならびにレギュレーションEお疲れさまでした。

私はSVからポケモンのランクマッチを始め、シーズン13では最終1851位、レート1832でした。

目標としていた3桁順位には届かなかったものの、レギュレーションEを通して自分なりに結果を伸ばすことができたので、記録として本記事を残す事にします。

 

…とはいえ、他に記事を書かれている方と比べると見劣りする結果と構築ではあるでしょう。

対戦をしていてもそれを感じており、「このポケモンが強かった!」だけではなく、勝ちきれなかった要因についても記していますので、コメントなどでお気づきの点をご指摘頂けると来期の私が喜びます。

 

コンセプト

・ステロを撒いてカイリューの鉢巻神速を通す。

・鉢巻カイリューを軸とする上で、相手の霊を合わせられる事が多いため、それに合わせた引き先を用意する。

・他のポケモンにおいてもサイクルに対応できる構成とし、鉢巻カイリューを動かしやすくする。

 

構築経緯

・推しポケであるカイリューを使うところからスタート。覇権を推しにしたのではなく推しが覇権を取ったのだ。

カイリューの型について、以前から鉢巻神速を使っていたが、スケショ型が増えたことで鉢巻型が減り、(技の種別はともかく火力面で)一発目はケアされにくくなったように感じたため引き続き採用することにした。

・鉢巻カイリューを使うにあたり引き先の確保が必要となるが、相手の対応として霊を出される事が多く、環境の霊はハバカミやサフゴがほとんどであったため、それらに強いチョッキジバコイルを採用した。

・ステロ撒きとしては、テラスをカイリューへ温存したまま仕事がしやすいコノヨザルを採用した。

・上記3体を基本選出とし、補完枠として受けや搦め手の相手に対して、身代り瞑想地面テラバカミと宿り木アンコ炎ポンを採用した。

・最後の1枠はなかなか決まらず、いろいろ※変えていたが、結果的には腹太鼓不採用のアンコールマリルリが一番レートを上げることが出来ていたため最終日メンバーとした。

※いろいろ…水ウーラオスドヒドイデ、暁ガチグマ、キョジオーン、水ロトムドータクン、ブリムオンetc… パオジアンなども試したが構築としてステロが痛くなり早めに外してしまった。

 

個体紹介

※画像は使用率の高いポケモンを軸っぽく見せるためハバカミ炎ポンを上位にしているが、以下では採用順に記す。

カイリュー

マルチスケイル/拘り鉢巻/ノーマルテラス

神速/けたぐり/アイススピナー/地震

179(100)-204(252+)-128(100)-x-121(4)-107(52)

S:無振りキラフロル抜き。遅いサーフゴーを意識。

H:4n-1

HB:意地カイリューのA+1スケショ5回をマルスケ込み等倍で97%耐え。

この構築の軸。誰もが知ってる高火力。

調整について、神速がメインであることからSはあまり割かず、特殊はジバコへ引いて受ける想定であることから物理耐久に寄せていた。実際は耐久サーフゴーにも抜かれている事が多かったのでSラインは諸説。

技構成については、主役の神速、サフゴへ打つ地震、ガチグマへのけたぐりは確定。

残りの1枠について、逆鱗を考えたが、他の技がハバカミ+カイリューorランドロスの様な並びのどちらかに無効化されてしまうため、一貫して通る技としたかった。アイへと悩んだが、アイスピでハバカミを削る事は出来てもアイへでカイリューランドロスを削るのは難しいと考えアイスピとした。

 

拘り特有の動かしづらさだったり後述のコノヨでステロを上手く撒けない展開が増えたことから苦しい展開を強いられる事はあったが、「ここまで持っていけば後は神速が全てを解決してくれる」という選択肢を持てている意義は大きく、エースに相応しい活躍をしてくれた。

 

ジバコイル

アナライズ/突撃チョッキ/飛行テラス

10万ボルト/ラスターカノン/ボルトチェンジ/テラバースト

175(236)-x-144(68)-187(156+)-116(44)-77(0,個体値24)

C:11n、アナライズ飛行テラバでH252D4炎水オーガポンを確1。

HD:チョッキ込みで臆病カミのシャドボを確定3耐え、C特化眼鏡シャドボは乱数なのだが対戦では2耐えしてくれていた。

S:元は冷静50族抜かれだったが、ガチグマの上を取りたくなったので無補正にした。

カイリューの相棒。環境にいるハバカミの8割に強い。ついでにサフゴにもまぁまぁ強い。

鉢巻神速に対しハバカミを出されると一旦引かなければならないのだが、ムーンフォースを始めハバカミの主要な技を軽減または無効化してくれるのが偉かった。

問題はその後で、相手に地面がいなければボルチェンも選べるのだが、ランドロスやガチグマもいるとラスターカノンしか打てなかった。しかも次のターンに地震/とんぼ返りやブラッドムーン/大地の択が発生する。

その他環境の物理勢にも分が悪く、ジバコからの引き先を用意できなかったのが反省点。飛行テラバは一つの回答にはなった。

 

コノヨザル

負けん気/気合の襷/ステラテラス

憤怒の拳/ローキック/冷凍パンチ/ステルスロック

185(0)-167(252)-101(4)-x-110(0)-156(252+)

S:カイリューやサフゴを確実に抜きたいため陽気、残りを耐久に振っても微少なためいっそ最速。

コノヨザル血迷った型。どうしてこうなった。

ステロ撒き担当。元々はHS命懸けだったのだが、先発オーガポンなどを出されるとステロを撒く余裕が無く、殴っても火力が出ないためAに振った。

となると今度は命懸けするHが低くなるので、代わりにランドロスマルスケを剥がしたカイリューに入れるための冷凍パンチを採用した。

削れる範囲が増えたメリットはあったが、命懸けしたい場面も当然あった。

またステロに至っては終盤ほとんど撒けておらず、構築のコンセプトに沿った動きが出来なかったのでこれが正解だとは思っていない。一定の活躍はしてくれたが、課題の残る枠だった。

ちなみにステラは結局一度も切らなかった。

 

ハバタクカミ

古代活性/ブーストエナジー/地面テラス

ムーンフォース/テラバースト/瞑想/身代り

141(84)-x-97(172)-176(164)-156(4)-182(84)

HB:A4キョジオーンの塩漬けで身代りが割れない。

S:最速110族抜き抜き抜き

シグマさんのレンパから引用した型。原案からBを絞ってCSに振った。

この構築唯一の積み技持ち。主にキョジやドヒドイデなどの受け構築を相手にする時に絞っていたため選出率は低いが、高い勝率を出してくれた。

このポケモンを選出する場合は、先にジバコを出しておいて毒毒を打たせない様にするなど、サイクル前提ではなくハバカミが居座れるよう心掛けていた。

 

オーガポン

型破り(面影宿し)/竈の面/炎テラス

棍棒/宿り木の種/光合成/アンコール

183(220)-141(4)-106(12)-x-119(20)-178(252)

HBD:H252に比べて光合成の回復量が-2に対し被ダメも-2される場面が計算上多かったため、宿り木意識でH↓BD↑。

S:同族ミラー意識で最速

この構築唯一の回復技持ち。主に攻撃で体力を削る事が難しい高耐久相手に投げていた。

それらへの宿り木が偉く、アンコールと併せて相手を流す性能が高いのはもちろん、こちらが交代して他のポケモンの回復が出来たりとサイクル気質なこの構築と合っていた。

一方攻撃面では、努力値を振っていないことよりも1ウェポンであることが辛く、相手の水へ打点を持てず苦い顔をしていた。主に水ウーラオス

 

マリルリ

神秘の雫/力持ち/毒テラス

アクアブレイク/じゃれつく/アクアジェット/アンコール

191(124)-112-(252)-113(100)-x-101(4)-74(28)

HB:A特化水ラオスのテラス水流を確定2耐え。パングロだと90%で2耐え。

水フェアリー、先制技持ち、アンコール…言ってる事はとても偉い子。

火力も悪く無かったのだが、素早さの低さがいろんな場面で響いていた。耐久振りのカイリューやサーフゴーよりも遅いのは厳しい。

そのためパングロ水ラオスと何度も入れ替えていたが、それでも最終的にこちらの方が勝率が高かった。

テラスを切らなくてもハバカミを対面突破できる点や、遅い搦め手へのアンコールが効いていた様に思われる。

ちなみにマリルリで多く見られる腹太鼓は、眠りや壁のある構築ではないため叩いてる余裕を作れなかった。

 

重い相手

ランドロス

ジバコ電気を無効化しカイリューのAを下げていく天敵。飛行テラスで地震を躱したりびっくり氷技を当てられれば突破は出来るのだが蜻蛉帰りで去っていくので迷惑極まりない。

・先発鉢巻水ウーラオス

初手でテラスを切られてコノヨが何もできずに吹き飛んだ。耐えれる様にHB振りにしてみたものの、今度はそれ以上に龍舞カイリューの起点にされてトータルではそっちの方がレートが溶けた。

結局マリルリを並べてウーラオスに強そうな素振りを見せていたが、実際に初手テラスを切られた時は一度も勝てていなかった。

・トリル暁ガチグマ

分かっていても止める術を持っていなかった。今思えばアンコール枠2枚のうちどちらかを挑発持ちにしても良かったかもしれない。

 

まとめ

シーズンを通して、鉢巻カイリューは依然として高いスペックを有しているように感じた。

そもそもカイリュー自体のスペックが高い説は多分にあるが、であればなおさら、このポケモンを軸にした選択は正しかったと自画自賛したい。えらい。

強い軸を持つことでレート1800までは来れたのだが、「重い相手」の様な明確な弱みを解決する事が出来なかったため、それ以上に進めなかったとも考えられる。

構築にどんな弱みがあるかは実際に対戦しないと分からない部分が多いため、今後も対戦に励みながら解決する力を身に付けていきたい。

 

その他

やりたい事や実際の勝率をふまえた上でこの構築となったのだが、「強いポケモンが強い」と言われているテラス環境で所謂一般ポケモンを3体(ジバコ/コノヨ/マリルリ)も連れていてパワー負けしていないか?という点は気になっていたし、パワーの差を感じる場面も多かった。

レギュFでは新たな準伝やパラドックスも解禁されるため、これを選択肢が増えたと捉えて、今度は「強いポケモン」を上手く揃えて構築を組む事にも挑戦してみようと思う。

 

終わりに

順位の割に記事が長くね?私もそう思います。

ただ、今後の私が振り返れるようにと、今期考えてきたことをありったけ書き尽くす事にしました。

ここまで読んで頂きありがとうございます。

 

もともとは5桁ランク台を彷徨っていた私ですが、今年後半から順位が上がり始め、今期は4桁前半、一時はレート1900チャレンジする所までは到達する事が出来ました。

具体的には、シグマさん及びシグマさん運営のメンバーシップ「シグナルビーム」のメンバーの方々と交流させて頂くようになってから、少しずつ成果が出てきました。

この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます。

これからも引き続き経験を重ね、ツイッターや雑談チャンネルでネタ投稿するだけのプレイヤーから卒業できる様に頑張ります。ネタは投稿します。